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育児にお悩みの父親へ【子供との関わり方2】一緒に遊び、学ぶこと

育児にお悩みの父親へ【子育ての関わり方やオススメの本】」のシリーズ第2弾。

前回記事「育児にお悩みの父親へ【子供との関わり方1】親は子供の教科書」の続編になります。

今回記事では、「子供と一緒に遊び、一緒に勉強をすること」とはどういうことなのか、具体的に何をすれば良いのかを案内したいと思います。

子供と一緒に遊び、一緒に勉強をすることの目的

「子供と一緒に遊び、一緒に勉強をすること」の目的は、子供に、遊ぶことや勉強することの楽しさを感じ、遊ぶことや勉強を通して、多くの学びや何かを成し遂げることの喜びを感じてもらうためです。

子供が勉強に集中しないことや飽きっぽいこと、物事に全力で取り組まないことに対して、悩んでいる親の方々は非常に多いと思います。

しかし、これは子供の集中力を考えると当たり前のことであり、また、子供はまだ「楽しい」の感じ方の幅が狭いため、自分の感情で楽しいと感じられるもの以外に集中をするということは、子供にとって非常に難しいことになります。

その時に重要なのは、親が一緒に子供と遊び、勉強をすることで、「楽しい」の感じ方を広げ、学んだりすることや何かを成し遂げることの楽しさや喜びに気付かせ、根付かせることが大事になります。

子供と同じ視点に立ち、一緒に遊び、勉強をすること

子供と一緒に遊び、一緒に勉強をするときに意識することは、子供の視点に立つことです。

子供の視点に立つというのは、

  • 子供の視点に立って"考える"こと
  • 子供の視点に立って"やってみる"こと

です。

子供の視点に立って考えること

こちらに関しては、言うのは簡単ですが、実際にやろうとすると非常に難しいです。

大人が常識として考えることが、子供にとっては常識ではない場合があり、「普通に考えればわかるはず」と思っても、子供にとっては非常に難しいことが多々あります。

そのため、親にとっては「なんでこんな簡単なことができないんだろう」と考え、子供ができない姿に落胆をしたりしてしまいます。

また、ここで言う子供というのは、子供一般ではなく、我が子のことを意味します。子供も成長スピードや個性は千差万別です。

例えば、子供が嘘をついた時、すぐに叱るのではなく、その子供から見た時に、その物事に対して大人が思っている以上に重要と思っていなかったり、または嘘の重要性自体を理解していなかったり、もしかしたら嘘をついた方が本当に良いと思った可能性があるかもしれません。

その時に、子供の置かれてい状況、精神的な幼さ等いろんな視点から考え、子供の考えを理解し、同じ視点で考えることが重要です。

そして、遊びや勉強をやる時にも、この子供の視点に立って考えることで、子供が何に悩み、何に喜びを感じやすいのかを理解することができます。

子供の視点に立ってやってみること

前述では、子供と大人の考えや知識の違いについて述べましたが、ここでは子供と大人の身体的な違いについて理解をする必要があります。

子供の視点に立ってみると、大人が思っている以上に大きく見えたり、それによって大人の数倍の恐怖を子供は感じたりします。

何か運動するときには、子供と同じ目線に立ち、そしてできる限り子供に近い視点になる姿勢でやってみてください。

子供が親と一緒に遊び、勉強することで得られるもの

子供と親とのリレーションシップ

子供が親と一緒にいて「楽しい」と思うことは非常に重要です。

子供は大きくなるにつれ、親よりも友達と一緒にいた方が楽しいと思うことが増えていきます。

子供が自立していっていることを意味するので、そこまで悪いことではありませんが、親と一緒にいてもつまらないと思うと、関係性は少しずつ希薄になっていきます。

子供と親とのリレーションシップにおいては、子供が親に対して、「安心」や「信頼」を感じるだけではなく、一緒にいて「楽しい」と感じられることが、実は非常に重要です

子供に対して多くのことを教えられる機会

一緒に遊び、勉強をすることで、その場で多くのことを子供に教えられる機会があります。

子供が何に失敗し、どう考えているかも理解でき、また一緒に同じことをやっているという連帯感のもとで、多くのことを教えることができます

子供が人と遊ぶことや勉強することを楽しいと思えること

何事も、興味や楽しさがなければ、それをやろうという気力は起きず、集中力も続きません。

特に勉強においては、好きになってもらうことは非常に大きなハードルがあります。

そのため、親が一緒に勉強をし、知ることや学ぶことの楽しさ、成果が上がることのやりがいなどを、子供に感じてもらうことが非常に重要です

まとめ

一緒に遊び、学ぶとは良く言いますが、その本質的な目的を理解し、具体的なアクションに結びつけることが重要です。

次回は「叱る」「怒る」について書きたいと思います。

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