父親がどのように子育てに関わることが、子供にとって、そして家庭にとってベストなのか。
現在、私自身が父親として子育てに関わっていますが、上手くいかないことだらけです。
子供の将来や家庭の未来を考えた時に、子供、家庭、そして自分自身にとって、どのようにすることが幸せなのか、日々もんもんと考えています。
今回の記事では、私自身が父親として子育ての実体験を通して感じたことや様々な書籍を読んで感じたことを中心に、父親としてどのように子育てに関わっていくべきかを、私なりにまとめてみました。
そして、次回以降の記事からは、このまとめたもの1つ1つを深く掘り下げていきたいと思います。
同じように子育ての関わり方に悩んでいる父親の方々に、少しでも参考になれると嬉しいです。
父親が子育てに関わるために考えるポイント
父親の子育てへの関わり方を考える上で、まずは以下の3つのポイントを理解する必要があると感じます。
- 子育て方針を考える・・・子供にどのように育って欲しいかを考える
- 父親が持つべき基本姿勢を理解する・・・父親として常に持っておくべき基本的な姿勢
- 子供、子供を取り巻く周囲の人々や物事に対して適切な関わり方をする・・・子供にとって良い環境を作るための周囲との関わり方
子育て方針を考える
子供の教育方針というのは、
- なって欲しい姿(子供が将来どのような人生を歩んで欲しいか、どのような人になって欲しいのか等)
- なって欲しい姿のために、やるべきこと(子供にやってもらうこと、やらせないこと、親としてやらないこと等)
を考えることです。
例えば、なって欲しい姿が、「自己肯定ができて、何にでもチャレンジしようとする人」だった場合、そのためにやるべきことは、
- どんな時でも子供を褒める
- やりたいと思ったことは何でもやらせてみる
- 毎週いろんな場所に行き、様々なアクティビティに参加をする
等になります。
父親が持つべき基本姿勢
父親が持つべき基本姿勢においては、以下の3つとなります。
- 子供や家族を愛しており、自分も愛されていることを自覚し、表現すること
- 子供と一緒に過ごす時間を意識的に創り出すこと
- 子供との時間を1分1秒でも大切にし、父親としての子育てや人生を楽しむこと
子供や家族を愛しており、自分も愛されていることを自覚し、表現すること
子供、そして家族(特に母親)とは、一緒に過ごしていく上で、たくさん喧嘩をするでしょう。
時には感情的になり、関係が一時的に悪くなってしまうこともあるかもしれません。
しかし、どんな時でも、自分が子供や家族を愛していること、そして子供や家族が自分を愛しているという原点を忘れないようにしましょう。
その原点を忘れなければ、どんなに感情的になり、関係性が悪くなっても、それを乗り越え、回復する努力を自然と行うはずです。
そして、常に、自分が子供や家族を愛していることを伝え、自分が愛されていることに感謝を伝えることができていれば、どのような揉め事でも、些細なことで終わります。
子供と一緒に過ごす時間を意識的に創り出すこと
どんなに仕事が大変で、忙しい時でも、子供と一緒に過ごす時間を作るようにしましょう。
自分の子供、そして家族ということもあり、気を使う必要があまりないため、どうしても子供や家族との時間は後回しになってしまいがちです。
しかし、子供が大きくなり、自分の父親としての人生を振り返った時に、何が一番大事だったかを考えると、それは仕事ではなく、子供や家族と一緒に過ごした時間のはず。
一番大事なことを見失わず、意識的に子どもと一緒に過ごす時間を作るようにしましょう。
そして、父親と多くの時間を過ごした子供の方が、IQや社会性に大きく良い影響を与えるという諸説もあります(本当かどうかわかりませんが。。。わからなくはない気はします)。
子供との時間を1分1秒でも大切にし、父親としての子育てや人生を楽しむこと
子供は日々成長し、その日、その時の我が子の姿は、その時しかありません。
そして、あなたの人生は1度きりで、その時間も限られています。
1人の人間を育てるというのは、大変なプレッシャーではありますが、子育てに正解はなく、その結果は子供が大人にならなければわかりません。
結果がわからないものに対して、プレッシャーを感じても仕方がありません。
子供の成長を楽しみ、一緒に過ごすことを楽しみ、人生を楽しむようにしましょう。
子供や子供を取り巻く周囲の人々や物事との適切な関わり方
こちらに関しては、次回以降の記事で1つ1つを深く掘り下げていく予定です。
今回はそれぞれ関わりをもつ人々や物事に対して、やるべきこと・意識すべきことを箇条書きで簡単に記載します。
子供とも関わり方
- 自分が教科書であると自覚すること(人生を楽しむ姿を見せる)
- 子供と一緒に遊び、一緒に勉強をすること(遊ぶこと、学習をすることの楽しさを見せる)
- 叱ってもいいが怒らない、暴言を吐かない(子供の自尊心を傷つけるようなことを言わない)
- 子供とした約束を必ず守ること(父親が子供に信頼されること)
- 子供の視点に立って考えること(親が大人の感覚で子供がやることを判断しない)
- 子供のことを信じること(子供が信頼されていると自覚できること)
- スキンシップをすること(子供が愛されていると自覚できること)
母親との関わり方
生涯のパートナーとして、良い信頼関係を築くことが重要になります。
母親が、父親に何でも相談ができ、一番の味方であると感じられることです。
- 母親に育児を任せっ放しにしないこと
- 母親の子育て方法を責めないこと
- 他の母親と比較しないこと
- 母親の悩みを聞き、共感をすること
社会(周囲)との関わり方
子供が社会(周囲)と良好な関係を築くためには、親が率先して周囲と良好な関係を築くことが重要になります。
そして、その親の姿を子供が見ることで、社交性を学ぶ手本になると思います。
- 笑顔で挨拶をする、礼儀正しく周囲と接する
- 自ら話しかけ、会話を楽しむ
- 自ら集まりに顔を出し、人との交流を楽しむ
仕事との関わり方
「働く」ということが、楽しいことであり、誇りを持てることであること、そして仕事を通して社会に貢献をしていることを子供に見せることが重要です。
- 自分が携わっている仕事に対して、意義や目的、やりがいを持つこと
- 働くことを楽しむこと
その他子育て全体への関わり方
- 父親自身が、読書や何かしらの体験を通して、学び続けていること
- 失敗を当たり前と思うこと(子育てに正解はありません)
- 子供と同じ目線で物事に取り組むこと、しかし子供のようなわがままは言わないこと
- 特別な日を家族で祝うようにすること(子供にとっても良い思い手でなります)
父親の子育てに関するオススメの本
父親として子育てを楽しむための【知識】【スキル】【マインド】等について、これ一冊で全て学ぶことができます。
これからの時代の父親像を描いている本と言えます。
子育てにおいて有名な書籍です。児童精神科医の著者が、臨床経験をふまえて乳幼児期の育児の大切さを語る、育児に関わる人の必読書です。
0~4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児/(著)サリー・ウォード
月齢別に語りかけの言葉、おもちゃ、遊び方などが紹介されており、具体的に何をやるといいのかわかりやすい内容になっています。
今回は以上になります。次回以降では、子供や子供を取り巻く周囲の人々や物事との適切な関わり方について、詳しく掘り下げていきます。