入社後すぐに転職・退職する場合の極意「納得感ある転職理由」

新卒で入社した方、転職した方が多い4月の就職シーズン。

しかし、

「ブラック企業だった!」

「仕事内容が全然違う!」

などなど、新しい仕事に胸を高鳴らせながら入社したものの、全く思い描いた仕事内容や職場ではなく、それどころかブラック企業と言われるような会社だった場合、残念ながら早速転職・退職が頭をちらついてる方も中にはいると思います。

そんな方々に、就職・転職のプロが入社後すぐに退職する場合の極意を伝授いたします。

最初に極意のポイントをお伝えしておくと、退社して転職活動をするときに、「納得感ある転職理由」を伝えられることになります。

真っ当な会社ほど、納得感ある転職理由が必要

残念ながら、イメージとはかけ離れた会社に入社してしまい、泣く泣く早期退職をせざる得ない状況となった場合でも、転職活動で応募するほとんどの会社は、

「うちに入ってもすぐに辞めちゃうんじゃないか」

という見方から入るでしょう。

なぜなら、もしその会社が真っ当であれば、お金をかけて採用を行い、採用をした社員は大事な存在であり、その会社で出来る限り長く働いて活躍して欲しいと願うはずです。

そのため、納得感がある転職理由を伝えられなければ、そのような会社から内定を得ることは難しいと言えます。

もし、転職理由をあまり聞かれずに内定が出た場合、その内定を出した会社は、長く働いて欲しいというより、とりあえず今人が足りないからすぐに採用をしたいという目的かもしれません。

そして、そのような企業は大体が「ブラック企業」と言えるような高い離職率を誇る会社である確率が高いと言えます。

もし次もそのような会社に間違えて入社した場合、その次に真っ当な企業に就職することは更に難易度が上がってしまいます

入社後すぐに転職する場合でも納得感ある転職理由は言える!

入社して1ヶ月や2ヶ月で転職をしようとすると、何を言っても言い訳のような転職理由になると思っていませんか?

しかし、これからお伝えするポイントをしっかりと抑えることができれば、納得感ある転職理由は出来上がります。

納得感ある転職を作るポイントは以下3つです。

  1. 状況を改善する努力をした上で、将来的に改善が見込めないこと
  2. その会社を選んだのは自分であると自省していること
  3. 入社後すぐに退職をすることによる悪印象を理解していること

この3つをしっかりと伝えられると、納得感ある転職理由は出来上がります。

これから3つのポイントを詳しく、具体的に説明をしていきます。

ポイント①状況を改善する努力をした上で将来的に改善が見込めないこと

今だけを見て、自分が思い描いていた仕事や職場とのギャップが大きい場合、それは我慢し続けても本当に改善できないことでしょうか?

そのギャップが将来的に見ても、改善ができないのであれば、客観的に見ても、その会社で意味もなく時間を使うより、そのギャップを埋められる新しい環境に早めに飛び込んだ方が賢明かもしれません。

ただし、もし将来思い描いた仕事内容や環境自体はその会社の中にあり、最初からその仕事に就けなかったというギャップはあるものの、我慢すれば将来的にその仕事に就くチャンスがあれば、もう少し我慢をすることを基本的にはオススメします

しかし、その仕事に就くまでに、その会社では、他の同業他社と比べて、あまりに長い期間を要する場合であれば、その長い期間をかけるよりも、早くその希望の仕事に就いて、スキルアップをした方が良いと判断することも、客観的に賢明な判断と言えなくはありません。

そして、重要なのは、この想いを会社側に伝え、状況を改善すべくアクションを行なったということです。

そのアクションをした上で、会社側に改善できないと言われれば、我慢し続けても何も変わらず、次に向かってのアクション(転職)をした方が賢明であり、客観的にみても納得感がある転職理由と言えます。

要は、将来的に改善できないのかを本気で考え、行動をした結果、早期に転職・退職をした方が良いという決断であったということが転職理由の中で伝わることが重要です。

ポイント②その会社を選んだのは自分であると自省していること

冒頭でもお伝えした通り、いかなる理由であったとしても、短期間で仕事を辞めてしまうということは、転職活動で応募するほとんどの会社にとっては、

「うちに入ってもすぐに辞めちゃうんじゃないか」

という見方から入るでしょう。

すぐに辞めてしまう人の一般的な特徴として、他責性の強さ(人のせいにする人)が良く取り上げられます。

今回退職することを、その会社のせいにするのではなく、その会社を選んでしまった自分に落ち度があり、その反省を踏まえた上で、転職活動をしていると伝わることが重要です。

そして、次の転職先で同じ結果にならないために、何が原因だったのか、ギャップがあったとしても、どの程度であれば許容ができていたのか、をしっかりと整理して、自分の中で納得をできていることが大切です。

もし転職活動で応募した会社から、

「うちの会社に入ってギャップがあった場合はどうしますか?」

と聞かれた時に、

しっかりと自省ができていること

今回失敗の原因が明らかになっていること

そしてギャップがあった場合にどこまで許容できるか

が整理をされている状態にあり、それらをしっかりと伝えられるようにしましょう。

ポイント③入社後すぐに退職をすることによる悪印象を理解していること

前述した他責性の強さ以外に、転職活動で応募する企業は、

「この人は飽きっぽい人ではないだろうか」

「転職や退職をすることに対して、あまりにも軽く考え過ぎていないか」

と心配をされる可能性があります。

入社後すぐに退職をしてしまうことで、次の転職先がこのような心配をすることは当然であり、採用をする社員に対して、長く働いて欲しいと想いがある企業であればあるほど、そのように感じるはずです。

次の転職先に対しては、そのように思われることを自覚していることを伝えることが大事であり、そう思われるリスクを承知の上で、覚悟を持って転職を決意したことがしっかりと伝わるようにしましょう。

転職理由の例。転職はネガティブではない!事実を伝えましょう!

転職活動のゴールは、転職先を決めることではありません。

自分の希望する条件とマッチしている会社や仕事で働き、自分にとっても、会社にとっても良い結果となることがゴールです。

そのため、転職理由はあくまで事実をベースとし、その中で自分の希望する条件と採用する会社側の条件がしっかりと折り合いがつき、マッチングしていることが重要です。

転職というのは、現状の改善です。現状を更に良くするために転職を行います。

そのため、転職理由がネガティブになるということはありません。

例えば、「残業時間を減らしたい」と思って転職をするとします。

そのような転職理由の転職希望者の方から、

「残業をしたくないという転職理由は、仕事に対しての意欲が低いように見えるため、言わない方がいいですよね?」

と頻繁に相談を受けてきました。

しかし、本当に家庭の事情やどうしても自分のやりたいことがある等で残業時間を減らしたいのであれば、それを隠して転職をしても、何も改善はされません。

前述の中で、折り合いがつき、マッチングしていることが重要であると述べました。

例えば、

「仕事で成果を残し、キャリアアップしたいという気持ちはある。しかし、現在家庭の事情でどうしても21時までに帰らないといけないが、19時30分までなら残業はできますし、その中で最大限効率を上げ、しっかりと成果をあげてみせます」

と伝えられれば、残業がしたくないというわけではなく、仕事へのやる気も伝わり、それでいて残業ができる時間の限界も伝えることができています。

そして、自分の都合だけではなく、会社の希望も考えた上で、折り合いをつけ、マッチングしようとしている姿勢は伝わると思います。

まとめ

最後に、改めて入社後すぐに転職・退職をする場合の極意のまとめを伝えます。

重要なのは、次の転職先に対して「納得感ある転職理由」を伝えられることです。

そのポイントは、

  1. 状況を改善する努力をし上で、将来的に改善が見込めないこと
  2. その会社を選んだのは自分であると自省していること
  3. 入社後すぐに退職をすることによる悪印象を理解していること

となります。

転職は現状の改善であるため、あくまで転職理由は現状の事実を伝え、自分の希望と会社側の希望に折り合いをつけ、マッチングができることが重要です。

せっかく胸を高鳴らせて入社をした会社に対して、すぐに退職の2文字が横切ってしまうのは残念で仕方ありませんが、退職する前に一度この極意をしっかりと抑えた上で、もし本当に退職に踏み切るのであれば、ネガティブにならず、自信を持って転職活動にチャレンジしてみてください。

今回は以上となります。

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